鮮度を落とさず長期保存、それが「氷感庫」

「氷感」とは

氷感とは鮮度保持・氷感熟成・ロスの削減

冷蔵技術 + 電気技術 = イノベーション

従来の冷蔵技術に

  1. 高電圧(最大7,000v)
  2. 定電流(5mA以下)
  3. 一定周波数(50 op 60Hz)

の電気エネルギーを安全かつ安定して加え、食材に有益な効果を付加する技術です。

「氷感」の特徴

食材の鮮度を長持ちさせることを実現します。
氷感とは、0°C付近を中心に食品の長期保存と熟成を目的に考えられた技術です。

  • 電気代
    氷感システムの消費電力はわずかなので、通常冷蔵庫と電気代はほとんど変わりません。
  • 付加価値
    うまみ成分(アミノ酸)の増加。驚きの鮮度保持・制菌効果。

電圧 + 低温鮮度・熟成・解凍

電圧付加により食材を凍結しにくくし、細菌などの増殖を抑制して、食材の鮮度を保持できる次世代型の保存システムです。

静電エネルギー作用

静電エネルギーを与えることにより、食材の氷結点付近でも凍りにくい状態にし、0℃付近での長期保存が可能となります。
また、静電場環境によって発生する微量オゾンの殺菌・消臭の働きにより、劣化原因でもある、菌の増殖が抑えられるため相乗効果が得られます。

電気代・・・氷感システムの消費電力はわずかなので、通常冷蔵庫と電気代はほとんど変わりません。

メーカー特許(取得特許・実用新案)

  • 特許第3862085  実用新案第3152844

(登録商標)

  • 登録番号
    3206373 ・ 4628859 ・ 4650035 ・ 4676304 ・ 4756567 ・ 4814952 ・ 4869766 ・ 4869767 ・ 4968849 ・ 5912136

※保存物の個体差・産地によっては、保存結果に違いのでるものもあります。

氷感保存のしくみ

氷点下でも凍りにくいしくみで、美味しさをそのままに

冷凍した食品に含まれる水分は体積が膨張するとともに食材の細胞壁が劣化してしまうため、冷凍した食材を解凍すると、壊れた細胞壁から水分とともに食材の旨味が流れ出てしまいます。 そこで、氷感庫は氷点下でも凍りにくいしくみで食材の美味しさを保ちながら長期保存をします。

<氷感庫の食材が凍りにくい理由>
水分子
冷凍庫
氷感庫

水分子は通常の温度の場合、引っ付かず一定の間隔を保っています。
冷凍庫では、氷点下になると分子同士が引っ付き凍ってしまいます。
氷感庫は、高い電圧を流すことで微振動を与えて引っ付かせない状態をつくるため凍結点付近でも食材は凍りにくくなります。

<氷感庫の主な構造>
食材に電圧が伝わりやすい氷感庫
凍結点近くの温度帯で保存が可能な氷感庫

左図:氷感庫の電圧は3500ボルトから最大7000ボルトかかります。
食材に高い電圧を確実に伝わるようにアルミ素材を使用しています。

右図:電圧が食材に伝わる仕組みになっています。
よって、氷感庫は安心して凍結点近くの温度帯での保存を可能にします。

食品の凍結点の一例

種類 サラダ菜 トマト タマネギ グリンピース カリフラワー ジャガイモ
凍結点
(℃)
-0.4 -0.9 -1.1 -1.1 -1.1 -1.1
含水率
(%)
95.4 90.5 89.1 73.4 88.0 79.5

 

種類 サツマイモ リンゴ 洋梨 オレンジ ブドウ
凍結点
(℃)
-0.4 -0.9 -1.1 -1.1 -1.1 -1.1
含水率
(%)
95.4 90.5 89.1 73.4 88.0 79.5

 

種類 レモン サクランボ バナナ クルミ 牛肉
凍結点
(℃)
-0.4 -0.9 -1.1 -1.1 -1.1 -1.1
含水率
(%)
95.4 90.5 89.1 73.4 88.0 79.5

 

種類 魚肉 牛乳 卵白 卵黄 バター チーズ
凍結点
(℃)
-0.4 -0.9 -1.1 -1.1 -1.1 -1.1
含水率
(%)
95.4 90.5 89.1 73.4 88.0 79.5

通常の冷蔵庫と氷感庫の比較

一般の冷蔵庫 氷感庫
月々の電気代
(23円/Hzで計算)
¥2,000〜6,000 ¥2,000〜6,000+¥300〜600
(冷蔵庫電気代の10〜15%増し)
適用ブレーカー容量 単相100V
または
200V,50/60H
単相100V,50/60Hz
コンセント形式 接地形2極15A 125V
または
接地形3極20A 250V
接地形2極15A 125V
使用周囲温度 5〜35℃ 5〜35℃
冷却性能 平均-6〜12℃ -5〜10℃
掃除
鮮度保持 ×
熟成 ×
解凍 ×
美味しさ ×
ロス率 現状維持 ほぼ0に
食材の臭い移り 魚、肉とデザートなど
種類で分ける必要あり
消臭・静菌効果により
臭い移りの心配なし
オリジナルメニューの開発 ×
他店のと差別化 ×
PR効果 ×